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help リーダーに追加 RSS ブザンソンそぞろ歩き 〜2009年12月29日(火) 雨〜

<<   作成日時 : 2010/02/09 02:27   >>

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 早いもので4泊5日のブザンソン滞在の最終日となりました。
 予定では、アルケスナンよりももう少し南にあるアルボワの町を散策するつもりでしたが、数日前からの大雨の予報は好転することはなかったので、予定を変更してブザンソンをゆっくり観察することにしました。オルナンがそうだったようにアルボワもきっとすてきな小さな田舎町だと思うので、とても残念です。
 10時過ぎにホテルを出た時には小ぶりだった雨は、駅のカフェで朝食中に、外に出る気がくじけるほどの本格的な大雨に。うだうだとカフェでマイケル・ジャクソン追悼のランキング番組をみて時間をつぶします。
 ようやく小ぶりになった隙に勇気をだして街へ向かい、まずは何より夜のレストラン探しです。今日の最大の目的は温かくておいしいご当地料理を食べることと、お土産を手に入れること。というのもこの数日間、レストランにあまり出会えなかったため食事は充実しておらず、お土産物屋さんは皆無に近いのでお土産を何も手に入れていない状態だったのです。

 結果はというと、晩御飯は地元の人たちでにぎわうフォンデュ屋さんで食べることができて、クリアー。ただしお土産は、スーパーでご当地ものの冬限定チーズである“コート・ドール”を買ったのみ。“コート・ドール”は是非ともほしかったので、これも一応クリアー??
 今日は文字通りそぞろ歩きしたのみです。雨はひどいし、お土産の目的も果たせず疲れて、夕刻一旦ホテルへ帰るなどして一日をつぶしました。ブザンソンの締めくくりとして、今日を含めて数日間をブザンソンで過ごした観察結果をまとめておきます。

(1)街の印象
 アルザス地方のようにドイツ色が濃いわけでも、アヌシーのようにスイス色が濃いわけでもありません。あえて同じような言い方をすれば、特に他国の色に強くそまっていない=フランスらしい街、と言えるのでしょうか?ひとくくりに“フランスの東の方”といっても、様々だなと思いました。それが裏目となり街の印象が弱いのは否めません。城塞に動物園と水族館を併設したくなるもの、分からなくはないかも。
 川沿いの建物に代表されるように、全体的に瀟洒な感じです。建物の色が今までみたことのない感じで、薄いグレーと淡い黄色のマーブルだったのが目に留まりました。その色合いが上品な感じでよいです。
 
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 旧市街はどこも繁華街なので、ほとんどの建物が一階は店舗となっていてにぎやかな感じです。むしろ、駅から保塁を下りて行って川より手前のエリア(サン・マドレーヌ教会付近)の方が地元の人の生活感があり、散策には良かったです。初日の晴れた日には、最上階に住むおばさんが、窓の手すりごしに通行人を気にかけながら、洗濯物の水気をパンパンと切ったりしていました。「NHKの『世界ふれあい歩き』なら、間違えなくおばさんは『上からの景色見ていく?寄って行きなさいよ』と言ってくれるはず」と友人。が現実は残念ながらそうもいきません。
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 これは、この数日で馴染みのある教会となったサン・マドレーヌ教会です。サン・ピエール教会やサン・ジャン大聖堂に押されてガイドブックにも特段の記載はありませんが、駅から街へ近づくと一番初めに目につく、大きな教会です。塔が大きくて間隔が広いので目を引きます。初めて遠くから2つの塔だけ見た時は、教会なのか建物なのかちょっと迷いました。
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 教会の左の建物です。屋根もバルコニーの柵も都会のフランス風の建物は、2階の門柱はカリアティード、3階も何式か分かりませんが飾り柱で頑張っています。お金持ちの邸宅だったのでしょうか。手前にやや唐突感のあるパリ風の広告塔(どこにでもあったわけではないです)も発見。なんだか少し都会への憧憬を感じました。
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 街歩きした今日は火曜なので、雨にもかかわらず結構な人出で街中が賑わっていました。
 お店が多く、ギャルリーラファイエット、衣料や靴や鞄のお店、インテリア雑貨屋、生活日用品のお店、メガネ屋、食料品店など、生活に根差したお店ばかりです。大きな映画館もありました。
 店のラインアップからみても地方の小都会。冬という季節だからか、いかにも観光客風の人は少なく、ほとんどが最寄りの都会に買い物にきた近郊住民、もしくは、日帰りで遊びに来た人たちという印象です。観光客を収容するようなホテルも見当たらなかったので(ネットのホテル予約でも旧市街近くのホテルは数件しかヒットしませんでした)、たぶん、間違ってないと思います。
 バスは街中をたくさん走っていて便利そうです。夏には旧市街中心から城塞まで、フランスの観光地でおなじみの白いプチ・トランが走るそうなので、確かに観光地ではあるのでしょう。


(2)お買い物事情
 なにせ、フランシュ=コンテで訪れた地どこも、お土産物屋さんがない!悲しい出来事でした。
 かろうじて、タバコと雑誌を売っている、キオスクの店舗版のようなお店はあります。そのような店のレジ横のショーケースの中にちょっとしたお土産が飾っているか、絵ハガキが売っている程度です。しかもその絵ハガキときたら、写真が古いのは景色が変わってないからと100歩譲っても、湿気でくるんと丸まったり色あせたり。これを売り物にしたらダメでしょうという状態のものが多いのです。「とりあえず置いています」という雰囲気満点でした。
 振り返れば、城塞の入口・出口にあった売店が一番充実(とは言えないですが)していたという結果です。
 私はフランスのご当地マグネットを集めているのですが、唯一見かけたマグネットは、ブザンソンのグラン・リュの橋のたもとの小さなお店にあった、牛の顔と黄色いお花にフランシュ=コンテと書かれたもののみ。この旅で牛に触れていないし、花も咲いていなかったのでかなり迷って買うのをやめておきましたが、「これしかなかった」という思い出にやっぱり買っておくべきだったと、今とても後悔しています。


(3)外食事情
 レストランが少ないように感じました。開いていると思えばケバブ屋さん。そういえばケバブ屋さんはベルフォールでもディジョンでもよく見かけました。パリも多いですが全体の店の数も多いし首都なのでいろんな人種の人も多いので分かるのですが。この辺りも移民の方が多いとか、何か理由があるのかもしれません。
 帰ってグーグルマップで見なおすとレストランがないわけではないので、歩いた場所も悪かったのでしょう。ただし、適当に歩いて出くわすということはないので、事前にレストランの場所をしっかり把握しておくことをお薦めします。私たちはグラン・リュやグランジュ通りをさまよいましたが、少なくともこの辺りはぷらぷら歩いてでは見つかりませんでした。旧市街の中心というよりは、ちょっとはずれにいくつか固まっているようです。
 毎晩、「結構人は出歩いているのに、みんなどこで食べているの??」と切ない声をあげながら、お店を探していました。


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 ブザンソンを駆け足で見るだけなら、1日あればいいかなと思います。
 ロンシャンやオルナンほか近くの町へのアクセスはとても便利でしたし、この後の行程である、美食の町ディジョンにも寄れるので、連泊もお薦めです。さらにフランシュ=コンテを満喫するならば、古都ドールに日帰りで行くこともできます。今回は時間がなくていけなかったのは残念です。

 城塞が世界遺産に登録されて、ブザンソンは今後どういう方向に進もうとしているのでしょう?お土産物屋さんがなくて嘆いているのと矛盾しますが、「あんまり変わらなくていいのにな」とちょっと心配になりました。
 日本ではなくフランスですし、アルケスナンやロンシャンの平穏な様子を見ていると急激に変わらないと思いますが、観光地化が進んでいきそうにも思います。アルケスナンやロンシャンほど田舎に振り切っているわけでもなく、ちょっと都会・ちょっと観光地という微妙な街だけに、現状を脱しようと思っていそうな感じもするのです。「赤と黒」のジュリアンほどの上昇志向ではないれど、微妙なお年頃の若者のような印象を受けたブザンソンでした。

****** 旅行記のリンクです。こちらもどうぞご覧ください ******
<ブザンソンの城塞>   <ブザンソン駅前の風景>   <ブザンソンからの日帰り旅 オルナン>   <ブザンソンからの日帰り旅 アルケスナン>   <ブザンソンからの日帰り旅 ロンシャン礼拝堂>   <ブザンソンからの日帰り旅 ベルフォール>

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